DogStylingSalonMele

働かざるもの食うべからず!!

全ての生き物は自分がよりよく生きていくために、日々苦労・我慢・進化をし続けています。
逆境や周囲の環境が過酷であればあるほどに、強く、たくましく成長し、魅力的な存在となりえるのではないかと思います。

現在の犬たちの多くは無職状態。 自分で考える力、新しい事にチャレンジする力、一人で生きていけるという自信がなくなってきています。

今の私ならば、職を失い、ひとり放りだされても、なんとか這い上がりまた仕事をはじめることが出来ると思います。しかしこれは、これまでに働いた経験があり、社会性を身につけているからです。今まで何もしたことなければ、一人で何をどうしてよいのかがわからず途方にくれていることでしょう。私が職を失い、一人で生きていくこともできず、給付をもらい毎日を過ごしている状態になった時。私は自分に自信を持つ事が出来ず、何事に対してもやる気がでず、楽しさや幸福感を感じることができず、毎日をなんとなく過ごしてしまうことでしょう。

仕事がある事、そして頭を使って考える事の出来る幸福は、想像以上に大きなものです。ライオンは空腹を耐えしのぎ、何度もハンティングにトライし、ようやく餌にありつきます。花は虫に花粉を運んでもらうために、虫が好む形や色・においに自身を変化させてきました。鳥は見事な隊列を組み、より遠くへ飛ぼうとします。私たち人間も毎日仕事をしています。

さて、ペットとして飼われている犬たちの仕事はなんでしょうか?昼寝、散歩、ごはん…?
・・どうやら私たち人間は犬から仕事を奪ってしまったようです。

そのため、犬たちは自分で仕事を探しだそうとします。マーキングによる自己主張、吠えによる威嚇など。しかし、犬が見つけ出す仕事は人にとっては困った問題となってしまう事が多々あります。そしてそれまでも抑えつけられ、自分で見つけた仕事すら押さえつけられ行えない場合、ストレスによりしっぽを追いかけたり、身体をなめたり、常動行動がはじまります。

では、犬にとって楽しめる仕事とはどんな事があるのでしょうか?

例えば、

✏新しいコマンドを覚える

✏新しい場所で存分ににおいをかぐ

✏はじめての環境へいく、はじめてのものを見る・体験する

✏飼い主から離れてドッグキャンプなどに参加する

✏歩道では横について歩く

✏クレートで大人しくする時間をもつ

✏隠したものを探し出す

✏餌をとるためには毎回苦労する・頭を使うなどなど、実は沢山あります。

【犬にとって良い仕事の条件】とは、

✏脳に刺激があること

✏適度なストレスがかかること

✏達成感や解放感、楽しみがあること です。

犬は自分の存在意義を深く考えたりはしないでしょうが、自分のやった事に対して飼い主さんが喜んだり、報酬をもらうことができると犬は大変喜びます。そんな犬たちは眼が輝いていて、ひとつひとつの行動にやる気が感じられます。これらの事を仔犬の頃から習慣的に行う事で、自身にふりかかってくる問題をより早く、効果的に解決する術を身につける事が出来ます。愛犬に合った仕事を毎日与えてあげましょう。

全ての犬達が仕事を見つけて【犬生を最高に楽しむ】事ができますように☺︎♪