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犬に好かれたい方必見!クリッカートレーニング上達法

犬にやたらと好かれる人っています。いったい他の人と何が違うのでしょうか。犬が信頼をおき、キラキラした目で見つめる人はどのような人なのでしょうか。

それは【分かりやすく、行動に一貫性がある人】です。 犬は人の動きを注意深く観察しています。

歩き方、手の動き、表情や目線などのわずかな動きに反応します。

その1つ1つの動きに意味を見出す事が出来、感情や意図を読み取る事が出来るような存在は犬にとって大変興味深い対象となります。

そのような存在に対して、犬は教えを請うべき対象としての関心を示し、その人物に集中して指示を与えられるのを待つようになります。やはり優秀なドッグトレーナーの動きには無駄がなく、非常にシンプルです。

そんな犬にとって分かりやすい人になるために、自分をトレーニングする方法があります。

それは【クリッカートレーニング】です。

クリッカーとは押すと『カチッ!!』と音のなるものです。 クリッカーは犬が望ましい行動を見せた時に『正解!!』の合図としてならすものです。
音が短く高音で聞き取りやすいためカメラのシャッターのように正解の瞬間をわかりやすく犬に伝える事が出来ます。

例えばアイコンタクトを教える場合、手にフードをにぎって犬の前に差し出すと犬はフードを手に入れようと私たちの手に鼻を押し付けてきたり、吠えてみたり、おすわりしてみたりと色々な事をやってみて、どうすればフードがもらえるのかを思考錯誤します。色々やってみてごはんがもらえないと犬は困って飼い主の顔を見る時があります。

その瞬間、犬と一瞬でも目があったらクリッカーを慣らし、ご褒美をあげます。

それを繰り返すうちに犬はばっちりアイコンタクトをとってくれるようになります。 クリッカーは、ならすタイミングが重要です。 犬にとってわかりやすく行えばあっという間に伝わりますが、タイミングや動きが下手であれば犬は集中力、やる気をなくしすぐにどこかへいってしまいます。
犬にとって分かりやすい人になるために、人同士で練習をすることができます。トレーナー役と犬役の人を決めて向かい合います。トレーナー役の人はクリッカーを持ち、犬役の人に行ってほしい正解の動きを1つ決めます。

例えば今回は【右手を上げる】だとします。 それを向かい側にいる犬役の人は知らされていません。 犬役の人はクリッカーを慣らすために色々動いてみます。歩いてみたり、ジャンプしたり、すわってみたり…トレーナー役の人は犬役の人が正解の動きに近い動き、右手が少しでも動いた時にクリッカーをならします。そうすると犬役の人は右手に関係があることで、足や頭などの部分の動作は無意味なのだと理解します。そして右手を色々動かしてみます。次は下で動かしている時にはなりません。少し上にあげた瞬間にクリッカーがなります。そのように最初は正解の動作から離れていてもクリッカーをならし、少しずつ判定を厳しくしていきます。そしてクリッカーだけで【右手をあげる】という動作までもっていきます。

クリッカートレーニングを上達したいと思っている方はぜひ犬役も経験してみてください。クリッカーだけで正解の動作を見つけるという事がどのような感じなのかがよく分かります。犬の気持ちを理解することは犬役をやってみるのが一番です。

そしてトレーナー役の指示が伝わりづらいと感じる部分があったら同じような事を犬に対してしないように気をつけてみましょう。

クリッカートレーニングはとても面白いものです。一度コツをつかむことができれば楽しみながら犬に多くの事を教える事が出来ます。

クリッカーは呼び戻しのトレーニングにも最適!愛犬との関係もますます深まりますよ!