『うちの子はどちらのトレーニングが良いのでしょうか?』
とてもよく聞かれる質問なので、出張と預かりの違いをご紹介したいと思います。 まず、出張トレーニングに向いているケース 【自宅でしか問題行動が見られない犬】 飼い主やテリトリーを守るために吠えたり・咬みつこうとしたりする。このような犬はドッグキャンプにきても問題行動を起こしません。自宅にお伺いして、飼い主さんと犬との関係を変えていかなければなりません。家では暴れん坊なのに、トリミングやホテルにだすと『とても良い子でしたよ~』といわれる子たちです。 【引っ張り】 自信満々で、飼い主さんが見えていないかのようにグイグイ引っ張る犬。引っ張りを抑えるには犬が人の事を意識するようにしなければなりません。 犬に『引っ張ってはイケナイ』と教えるにはリーダーシップが必要です。 人の精神状態のあり方・リードの扱い方・普段の犬との接し方・教えておくべきコマンドなど引っ張りには様々な要素が絡まり合っています。 穏やかで落ち着いた散歩を目指すには、犬のトレーニングだけではなく飼い主さんの犬への理解とリードコントロールの練習が必要です。 【仔犬】 留守番があまりないお家での仔犬のトレーニングでは出張トレーンニングがオススメです🐥犬を飼うにあたって知っておいていただきたいことは沢山あります。犬のトレーニングというよりは飼い主さんの知識&スキルアップのためのレッスンです。 預かり訓練で私たちが仔犬に教える様々な事を飼い主さん自身が行う事で、仔犬の成長・変化を見る事が出来るので犬への理解が深まります。 全ての犬を理解するトレーナーになる事は難しいですが、いつも側にいる愛犬にとって最高のトレーナーになる事は可能です。幼い犬はどんどん変化していきます。仔犬の頃に集中的に、1週間に1度のペースで出張トレーニングを行っていただくと犬を飼う事に自信が持てるようになります。 預かりトレーニングに向いているケース 【社会化不足の犬】 社会化不足の犬は自信がなく、様々な物に恐怖心を抱いています。怖がりの子は飼い主さんに頼りきっている場合がほとんどなので、飼い主さんが近くにいてはいつまでも克服できません。最低3週間は一人ぼっちで見知らぬ群れの中で生活してみて、自分一人で生きていく自信を持ってもらう必要があります。 【留守番がちな犬】 犬にとっての1日は人とは比べ物にならないほど密度が濃いものです。仔犬は特に、1日あれば多くの事を学びます。8~12時間平気でお留守番がある日本の環境では犬の精神は崩壊してしまいます。 仔犬でも成犬でも、留守番ばかりしている子はぜひドッグキャンプへ参加させてあげて下さい。 毎日色々な犬と会い、沢山遊び、散歩をする事は本当に刺激的です。退屈な日々を送っている犬にとって、キャンプへの参加は有意義な時間となることは間違いないと思います。 🐶出張トレーニングは飼い主さんが犬を理解するために行うレッスン。 🐶預かりトレーニングは犬自身を成長させるレッスンです。 どちらも大切ですね♪